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【 SEO対策】Googleコアアルゴリズムアップデートって怖い?

2021 6/26

3月にGoogleのコアアルゴリズムがアップデートされたようです。

皆さま、知っていましたでしょうか?

「そもそも、コアアルゴリズムのアップデートってなに?私に関係あるの?」と思う方もいらっしゃいますよね。

簡単に言うと、「Googleの検索結果の順位の決め方を大きく変える」という意味です。どんな目的であれWebサイトを運営している方は少なからず関係があると思ってください。

最近、Twitterを再開した私は、Twitter上でアフィリエイターの方々の「影響あった!」「影響なかった!」「むしろ順位上がった!」というツイートで今回のアップデートに気がつきました。

自分のサイトの順位を確認してみると、私は「むしろ順位上がった!」一人でした。

最近ホームページにほとんど触れておらず、ジリジリ順位を下げていたキーワードなどもあったのですが、一気に返り咲いてくれてラッキーでした。

同じように嬉しいニュースがありました。

ホームページを制作をさせていただいたお客様で、昨年の夏にGoogleコアアルゴリズムのアップデートで順位を落としてしまった方がいらっしゃいました。そのホームページの検索順位が今回のアップデートで回復したのです。

昨年の夏、「急に〇〇ってキーワードと〇〇ってキーワードで順位を大きく落としてしまいました!10位前後に入っていたはずのものが圏外になるほどの変化です…」というメッセージが私のところに届きました。

開業以来、ブログを積極的に執筆し、ホームページからの問い合わせで順調に業績をあげてきたお客様ですので、「順位が落ちる」イコール「売上に影響を与える」大問題です。

けれど、Googleは、アルゴリズムのどこを変更したかは発表しません。そのため、「〇〇を●●にしたらすぐに良くなるよ!」とは言えないのです。

お客様にとって厳しい道のりが始まりました。

(※私は制作で関わっているだけのお客様でしたので検索順位を回復するためのサポートはweb解析士の四條さんが行いました)

目次

Googleコアアルゴリズム のアップデートってなに?

3月12日のGoogleのツイートです。なんとなく訳してみます。

グーグルは毎日、一つ以上の改善をしているんです。特定の部分の改善のときもありますし、ときには大掛かりな変更をするときだってあります。先週は、大掛かりなコアアルゴリズムアップデートをしましたよ。こういうの年に何回かやってます…その大掛かりな改善がGoogleコアアルゴリズムのアップデートです。

という感じでしょうか。日々ちょこまかちょこまか直しているけど、「どん!」と大掛かりな改善を年に数回しているそうです。Googleさんは、今回のアップデートには、”March 2019 Core Update.”という名前をつけたそうですよ。普通の名前だな〜。

そもそも、アルゴリズムって言葉が難しそうな響きですよね。要はロボットに動いてもらうときの「考え方」「やり方」「マニュアル」が書かれたものだと思います。

アップデートとは、システムや情報を最新のものにすること。 今回の場合は、「◆◆と●●見ておいてね」という指示を「△△と●●と◇◇見てね」と書き直したようなものだと思ってくれればいいと思います。

アップデートは利用者のため

最初に、Googleコアアルゴリズムのアップデートは怖い…厳しい道のり…などと書いてしまいましたが、実際は、怖いものではないんです。

利用者にとっては、Googleの検索結果が、より有益なものになっていく流れが、このアップデートによってできていると思ってください。

昔、「芸能人の××が結婚!」っていうニュースが出たときに「××ってどんな映画に出てたっけ?」と検索したら7〜8位くらいに全然関係のない文章の中に××って名前が突然入っているだけのブログがありイラッとしたことがありました。

当時はそのキーワードが書いてさえいれば、検索順位の上位に入ったからそんなことができたのですが、今では、「関連ワードが入っているか」など、もっと複雑にみるようになってきたので、そのようなブログが上位にあがってくることは難しくなっています。

我々は「そういえば最近そういう記事ないよな〜」って思うだけですが、実はその陰で、Googleが、アップデートにより悪質なサイトを成敗してくれていたのです。

Googleが、アップデートにより悪質なサイトを成敗してくれていた

去年のアップデートでは、医療系のWebサイトの記事の多くが順位を落としました。検索した言葉に対する明確な答えが載っていないものや、専門性がないと判断されたものに対して順位を落とすようにしたようです。

当時、「Googleの検索上位に入るためにはキーワードが盛りだくさん沢山の記事が必要」だと、クラウドソーシングで大量の人に安い金額で記事を書いてもらい検索上位に入っていたwebサイトが多数ありました。

それらのwebサイトの価値基準は「検索上位に入るか入らないか」ですので、その内容が正しいか精査することもなく記事を量産していたのです。そして、そのことだけ追求していたので滅法SEOにつよく、検索する人にとって本当に必要な情報が埋もれてしまう事態になっていました。

医療系の記事で真偽のさだかではないものを載せている場合もありました。(例えば、肩凝りの原因は幽霊のせい…など)それは、さすがに問題があるとニュースになったのが「WELQ問題」です。最初に指摘したライターの朽木誠一郎さんの対談記事をみつけましたので、詳しく知りたい方は参考リンクを読んでみてください。

Googleとしては、「ネットで調べても嘘の情報ばかり」と信頼を失うわけにもいきません。その後の何回かのアップデートで検索結果の表示基準を変えていき、そのような悪質なサイトが上位にいかないようにしたのです。参考リンクの対談にも書かれていますが、Googleのアップデートのおかげでインターネットは他のメディアに比べて自浄作用があるとも言えるのです。

専門家の力を借りつつも努力で回復

利用者にとってはより使いやすく有益になるためのGoogleのコアアルゴリズムアップデート。

しかし、Webサイトの運営側にとっては、悪いことをしたつもりがなくても、なんらかの原因で大きく順位を下げられてしまう可能性もあるので戦々恐々としてしまう訳です。

先に書いたお客様も、心当たりがなく順位を下げてしまいました。

しかし、お客様のその後の行動で素晴らしいと思う点が2点あります。

1、順位が落ちたことに気がついて専門家に相談した。

日々更新して、順位チェックなども行なっているからこそ問題に気がついたのだと思います。

また、専門家に相談したことで、自らのホームページを客観的にみることができてよかったのではないでしょうか?日々ブログを更新しているだけでは見つけられない問題点がわかり、改善することができます。心当たりなく大幅に順位を落としてしまった場合は、どれだけ記事を書いても、その問題が解決しない限り回復するのは難しいと思います。

2、専門家に相談しつつも自分でホームページの改善をはかったこと。

お客様は、想定できる問題の改善を行いつつ、狙っているキーワードの上位サイトの分析をし、参考にしながら記事をリライトしていったそうです。分析などは専門家に相談していましたが、それ以外の改善はご自身でおこないました。

Googleは毎回のアップデートの内容は公表していません。SEOの専門家が、データを元に「こういう理由で、ここを変えたはずだ」など予測することは、ある程度できますが、あくまで予測です。そのため、絶対に順位が改善する保証はありません。予算が限られている小規模の会社や自営業者は、ご自身がトライアンドエラーでリライトしていった方がコストがかからず、良い結果になると思います。

誠実さが一番の対策

選別方法はどんどん洗練されている

では、Googleの検索順位を下げないために、我々が注意しておくべきことはあるのでしょうか?

一番の対策は、誠実であるということだと思います。今までのアップデートの歴史をみても小手先のSEO対策はいつか見破られ、選別方法はどんどん洗練されています。それに対して我々の行うべきことは、Googleの検索エンジンに対して特別な何かをするわけではなく、検索する人に対して誠実にコンテンツを提供することです。

誠実にコンテンツを作るということはどういうことか、色々悩んで以下の3点にまとめてみました。

  1. (検索した人が)求める答えが書かれていること。
  2. 内容に信頼性があること。
  3. 読みやすいこと。

(検索した人が)求める答えが書かれていること。

言わずもがなですが、タイトルと内容が乖離していないことは大切。
その上で、そのページを読むだけで求めている答えがえられるページは強いと思います。同じ情報についてを何ページにも渡って書いてあるより1ページにまとめた方が検索上位に食い込む可能性が高いです。

内容に信頼性があること。

医療系記事の問題のあと、専門家が書いたサイトが上位に行くようにアップデートしました。この流れは続くと思います。そのため、出来るだけ自分自身が何かのプロフェッショナルになるようにブランディングしていく必要があると思います。

「ブランディングは長い道のりだなあ」という方は、専門家が書いた本や信頼のおけるWebサイトから引用して、正確な情報を書くようにしましょう。私自身、Google について書くときは、Google自身が発信している情報を読んで引用するように心がけています。Twitterで知り得た情報もそこからソースを辿り「もとの情報」を読むようにしましょう。

読みやすいこと。

モバイル対策はしていますか?昔作成したWebサイトですと、スマートフォンの小さな画面では読みづらいものもあります。

また、画像は、撮ったままのサイズでアップロードしていないでしょうか?画像が重くて表示速度が遅い場合も評価を下げてしまう場合があります。

Webサイトを運営している人なら、Googleのコアアルゴリズムアップデートというものがあるということを理解し、そんなニュースを聞いたら、それをきっかけに自分の運営しているWebサイトの検索順位を調べてみてくださいね。

この記事を書いた人

大学卒業後は映画監督を目指して、助監督の職につくも「仕事と女性としての人生との両立ができないのでは?」と悩み、転職する。その後、Web担当を経験したことからWebの世界に目覚め、Webサイトづくりを学ぶ。現在は、会社員としてECサイトのディレクターをしながら、WordPressサイト運用の講師も行なっている。

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